社会人が導入すべき学習法は?

前にも述べたとおり社会保険労務士試験は、出題科目は3カテゴリ全8科目と広範囲に及び、合格レベルに達するまでに必要な学習時間は最低でも1000時間。しかも、2、3回(年)の受験も当たり前とされる難関の国家試験です。

そんな難関試験に挑む場合、教材選びから学習の進め方に継続方法、そして、疑問点の解消など、学習に関するすべてを自身の手で行わなければならない独学は、決して選んで欲しくない学習方法です。

独学が低額で通学など時間的拘束のない自由な学習スタイルであるとはいえ、社会保険労務士試験ほどの難関試験では、それらがメリットにはなりません。
特に何の知識もない初学者にとっては時間の無駄となる可能性が極めて高いといえるでしょう。初学者の方は独学という選択肢を捨てて下さい

効果的でも敷居の高い資格予備校

もっとも学習効果の高い学習法は資格予備校です。近年の出題傾向が反映された講師によるピンポイントな講義は理解しやすく、疑問がっても質問が可能。しかも、実践的な受験テクニックも学ぶことが可能です。

しかしながら問題は、高額な受講料通学による時間的な拘束です。

某大手予備校の講座では受講料だけで20万円。しかも、講座は50回にも及ぶため交通費も数万円単位で必要となります。社会保険労務士試験を目指す多くは20?30代の若い社会人です。それら若年層にとって、自己への投資とはいえ、20万円以上の出費は現実的とはいえません。

また、現実的でないといえば、毎週の講義に出席する通学とういう行為そのものが現実的とはいえないのではないでしょうか。

不況により人員が削減され、業種を問わず一人に掛かる業務量は増大の一途を辿っています。サービス残業も珍しくない現状で、平日は19時から開講される50回もの講義に遅刻や欠席することなく受講できる人などいるでしょうか

20万円以上にも及ぶ受講料と交通費、そして50回に及ぶ講義への出席……。現代の社会人にとって資格予備校は、金銭的かつ時間的にも余裕のある方向けの学習法であり、極めてハードルの高い選択肢であると思います。

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